落書き禁止

5Fの窓から見下ろして
自転車に乗る君に送る 寂しさとまた明日

君があの角曲がるまで
夕日が見守るうちは 君を待っていたかった

この気持ち伝えても やっぱまだ重すぎるかな?
メールだって電話だって あたしだけ一人空回り

言葉よ風に乗れ 今すぐ届いてほしい
机のスミせめて落書き 「大好きだよ」

君の18の誕生日
太陽を飲み込んだくらい笑ってる
君のことが好きだった

だけど距離が近づくほど
視線を合わすことすら出来なくて 可愛くないよね

教室で待つ君に 素直に会いに行けなくて
気付かぬフリ ごまかして 逃げ出した 放課後の廊下

言葉よ風に乗れ 今すぐ届いて欲しい
机のスミせめて落書き 「ごめんね」

言葉よ風に乗れ 今すぐ君に届けよう
落書きじゃ伝わらない あたしを届けるよ