秋桜

一枚 あたしに舞い降りた 
胸締め付ける秋桜

掴もうと手を伸ばしても 
不規則に落ちてく心

季節が流れるほどに 重なってく想い

光の街 鮮やかに 二人包む 
いつまでもこの時が続けと願うの

知りたくなかった あの子と君の関係
あたしの時計の針は どこか壊れて動かない

悲しい気持ちになるのは 酔ったせいかな

笑い合う 二人の声 ざわめく心 
真っ白に埋もった なにもかも全て

君のこと あの子のこと 思うとあたし
一人悲しい夢へと 引きずられてく

光の街 気づかれぬよう 心隠す
なにもかも全て 忘れてしまえたらいいのに