bead

 

君の声が通るたびに  風が吹いて

そんな小さな存在だけど  一瞬で真っ白になる

先の見えない世界ばかり    期待してまたあなた想う
空を見ると    光り曇って    夜風が冷たく肌刺す

あなたがいたあの道の角    反らした目は今も俯いて
止まることが出来なかったんだ    まだ恐かったから

いつまでたっても気まずい空気   もう、戻らないの?
二人側に並んでいたって   また溜め息

向いて向いてと嘆く声が   今だ僕中をこだまして
そうやって君は僕の殻から    出てくれる気配はない

君に届かぬ    この想い、今   呟き空に吐き出してみた
空気に溶かせば君にだって   届く気がしたから

あなたがいたあの道の角  通るたびに色取り戻す
伝えたかったこの想いを今   空へと飛ばすよ