溶けないまま

2026年6月19日

眠れない理由もないのに 

なにを失くしたかも分からずに

深夜二時を過ぎた頃か 拠り所のないまま

グラスにまた氷を1つ 

消せない思いを割っていく

溶けないまま 熱を帯びてく 

冷めた心だけ置き去りにして

夜に侵され壊れてしまえば 

少しは楽になれるかな

飲み干すたびに静けさと 

隠した痛みが浮かんでく

窓に映った知らない顔 

明かりも消せないまま

グラスにまた氷を1つ 

消えそうな想いを濃くして

溶けないまま 熱を帯びてく 

溢れ出した粒は何処へ行くのか

夜に溺れかき混ぜてしまえば 

何もかも忘れてしまうかな

溶けないまま 熱を帯びてく 

弱い僕はまた答えも出せず

夜に甘えもっと奥底まで 

いつだって僕は変われないまま